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予防について

 現在、すべての病気というわけにはいきませんが、予防注射や飲み薬などで、いくつかの疾病を予防することが可能になっています。    
 それらの病気は、罹ってしまうと症状が重かったり長引いたり、場合によっては生命が危険にさらされるような重大な病気です。感染・発症してから慌てて治療するのではなく、大切な一家族であるペットが病気になってしまう前に、予防できる病気は、あらかじめ防いであげましょう。

定期健康診断のお勧め

 犬や猫の場合、寿命が人間の約4分の1、すなわち人間の約4倍のスピードで歳をとるわけで、人間と同じ年1回の検査でも人間の4倍の重みがあると言えます。病気の早期発見・早期治療を目指して、ぜひペットにも検査をしてあげてください。(健康診断について、詳しくは当院にお問い合わせください。)

主な病気とその予防

■ワクチン
犬: 犬ジステンパー、犬パルボウイルス感染症、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルス(2型)感染症、犬パラインフルエンザ感染症、犬コロナウイルス感染症、犬レプトスピラ感染症を予防できるワクチンがあります。
狂犬病:犬の狂犬病のワクチン接種と登録は法律で決められています。
猫: 猫伝染性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症、猫クラミジア感染症、猫伝染性白血病、猫免疫不全症(猫エイズ)を予防できるワクチンがあります。

 どのワクチンをどういうスケジュールで打つと良いかは、お気軽にご相談ください。

■フィラリア
 フィラリア(犬糸状虫)は、蚊が媒介する寄生虫です。長さ17〜30cmの細長いそうめん状の虫(線虫)で、犬の心臓や肺動脈に寄生しますので、心肺系が悪影響を受け、運動できない・咳・腹水など種々の症状が出てきます。悪化すれば死に至ることも多々あります。
 寄生が進行しないと症状が出てこないことが多く、症状が出た時点では心肺系に取り返しの付かない悪影響が生じてしまっています。また、既に寄生してしまった虫体を除去するのは困難です。フィラリアに寄生されないよう、予防することが大事です。

■ノミ・マダニ
 ノミ・マダニの寄生は、皮膚炎・アレルギーを引き起こします。多数の寄生により貧血さえ起こり得ます。また、寄生虫や伝染病の媒介をすることもあるので注意が必要です(犬猫の病気を媒介するだけでなく、ダニが媒介し人間に感染する病気も最近問題になっています!)。ですから、きちんと駆除・予防してあげてください。
 なおペットショップやホームセンターなどで市販されている駆除剤の中には、十分な効果を発揮しなかったり脱毛など副作用を起こしやすいものもあるようです。当院では動物用医薬品として正式に認可された駆除薬を状況に応じて処方しています。

■肥満について
 肥満はさまざまな合併症を引き起こしやすくします。十字靭帯断裂や関節症などの運動器傷害、高血圧や心機能障害などの循環器障害、気道圧迫や換気障害などの呼吸器障害、また血行低下や免疫力の低下の結果として皮膚病・感染症も起こりやすくなります。さらには肝障害や糖尿病が起こる場合もあります。
 また、手術などを行う場合に、肥満により麻酔の必要量が増加したり、麻酔からの覚醒が遅延するリスクがあることにも気をつけなければいけません。
 肥満は病気として捉えるべきです。そして減量は肥満の「治療」です。ペットの健康のため、時には心を鬼にしてペットの健康を回復しましょう。

■歯周疾患
 犬や猫では人間のような齲蝕(うしょく:虫歯)は非常に少なく、ほとんどが歯周病です。
 プラークが蓄積すると歯肉炎が発生します。歯肉炎が進行すると歯周ポケットが形成され、歯根膜がバクテリアとその毒素によって破壊され、歯肉炎は歯周炎へ進行し、それに伴い歯槽骨が破壊され骨吸収されます。最終的には多量の歯石の蓄積とともに歯はぐらぐらになってしまいます。ひどい時には骨吸収の進行により顎骨骨折が起こったり、フィステル(歯周の炎症が瘻管を通して鼻腔や頬へ波及する)が発生します。
 初期には歯石除去・ポリッシングで対処できますが、進行している場合には外科処置が伴うこともありますし、抜歯が必要になる場合もあります。

 当院では本院(岡崎南動物病院)と連携し、歯科専用の機器を用いて様々な歯科疾患の治療が可能です。詳しくは、ご相談ください。
                     → 本院の歯科ページへ 

■避妊・去勢手術
 避妊・去勢手術で防ぐことができる病気があります。
 雄では、高齢になってからの精巣腫瘍、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫瘍などが予防できます。
 雌では、卵巣腫瘍や子宮蓄膿症が予防できます。また早期の避妊手術で乳腺腫瘍のリスクを下げることができます。
 交配を考えていない場合は、早期の避妊・去勢手術をお勧めします。

病気の予防については、お気軽にご相談下さい。


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